出版法・刑法第175条の猥褻文春図画罪が文章、写真、絵画などに長年睨みをきかせてきた
のだが、近頃では文字ポルノや浮世絵春画・ヌード写真に対してはかなり和らいでいるようだ。
昭和に入っても春画は描かれており、江戸時代を代表する日本の文化なのです。
喜多川歌麿・葛飾北斎・歌川国麿などの浮世絵師が名を残しています。
また美術史に名を残している歌川国芳も昭和に入ってから「幕末の奇想の絵師」として
注目を集めました。
昭和の浮世絵集として「官能劇画大全」などという画集もあります。
20世紀の現代になっても春画・枕絵が人々に親しまれているのは確かなようです。
神楽坂の近くに会員制図書館・風俗資料館があります。
そこには昭和20年代創刊の「奇譚クラブ」「風俗草紙」「風俗奇譚」「裏窓」などや、
現在出版されている各種SM雑誌までもがほぼ完全に全号取り揃えてあります。
「奇譚クラブ」はSMの専門雑誌でいまでは廃刊になっています。
時代が変わっても男女のいとなみには大きな変化はないでしょうが、それを表す方法や
描き方でインパクトは大きく変わってきます。
昭和に描かれた風俗画と、江戸時代に描かれた春画を見比べてみるのもいいでしょう。