2007年初夏に平凡社から出されたこの画集が、今ちょっとした人気に
なっているそうです。収録作品約850点。
うち500点は図版も掲載されており、全ての絵に、書名の読み、内題と
改題、既刊復刻本などを記した簡単な解説が添えられている浮世絵の
中でも春画や枕絵に注目した作品。
艶本とは今で言うちょっとHな本。
大人の殿方が特にお好きな写真集みたいなものです。
けれど、江戸時代には母親から嫁ぐ娘に嫁入り道具として持たせたと
いう説もあります。今のように異性の体や性交渉について学ぶ事が
難しかったからだそうです。
今みたいに単なる娯楽書籍ではなく、ステキなレディーになるための
教科書でもあったんですね。
こちらは、組物を含む江戸時代に刊行された春画艶本を集めた完全保存版。
杉村治兵衛の「欠題組物Ⅰ」や鳥居清信の「欠題組物Ⅳ」、奥村政信の
「志道軒恋の謎裸百貫」、北尾重政の「吾嬬土産」の復刻版を口絵に
収めています。
巻末には50音順になった画師索引と春画艶本年表があり、見たい絵が
大変探しやすい構成となっているのも嬉しいですね。