春画は江戸時代の浮世絵師が描いた、性のお手本とというべきバイブルですが、時代が変わってきて、しゅんがの様相も変化を見せてきました。
しゅんがは、明治時代に入って、だんだん浮世絵のような絵のものから、写真へと移行していくようになりました。
いわば、実物そのものを映し出すものへと変化をとげていったわけです。
ところが、このような性的な写真は、改定律令違式罪目によって、春画およびその類の諸器物を販売する者は、罰せられてしまい、しかもそのものすべてを没収してしまったのです。
現代では、もちろん明治時代と違って、春画は、芸術作品(エロティカ)としての社会的な地位を得たといってもいいかもしれませんね。
幕末におきた、日本的モダン(ジャポニズム)によって、西洋においては、浮世絵がかなりヒットしたが、しゅんがは画題そのものがわいせつだという考えで、輸出されなかったのだが、外国人が好む美人画が不足していったことから、明治末期から大正にかけ局部を書き換えたしゅんがや、複数しゅんがを切り張りした美人画として作り上げたものを輸出するようになっていきました。
作られた美人画は、現在も多数流通しているのですが、中には裁判沙汰になるようなにせものも多くでたようですね。