「富嶽三十六景」に代表される浮世絵の巨頭、葛飾北斎。彼の作品は
多く美術館やギャラリーに展示され、かの印象派のゴッホに影響を与えた
としても知られている。
1760年から1849年の歴史の中で数千枚にも及ぶコレクションを残した
とされるが、実は北斎は春画枕絵の作者としても非常に著名であった。
現代においてはマンガ家のような存在で絵入/挿絵の本を多々仕上げて
おり、一日に数十枚もの原稿を書き上げたほど。
春画においては四十八手を中心とした作品が多く、夫婦の営みを真面目
にとらえた作品で性器をデフォルメしているのが特徴的である。
当時から葛飾北斎は海外の芸術家に影響を与えたが、中国や韓国などの
近隣諸国には風景画としての浮世絵以外に春画も伝わったため、その手
の文学科などには重宝されたと言われている。
また、日本国内の江戸以降、大正・明治から昭和にかけて業界を支え
続けた歌川国貞や喜多川歌麿も北斎の作品を称賛し、一部模倣したと
伝えられている。
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